周囲の結婚と取り残されていく僕

この記事は約3分で読めます。

4人。

僕の周りでここ約半年で聞いた結婚の数。

3人。

僕の周りで同棲中の恋人がいたり、結婚を考えていると聞いたりした数。

0人。

僕の周りで25歳までに恋人がいたことがない人の数。

誰かが結婚すると、どうしても恋愛や結婚の話題が飛び交う。

距離が近ければその分だけ僕にも恋人の有無を聞かれる確率も高くなる。

僕には一度も恋人がいたこともないけど、そのことは誰も知らない。

理由は単純。

僕はプライドがそれなりに高いから。

自分が欠陥品であることを堂々と人に話すことなんてできない。

僕は自分の妙にプライドが高いところが嫌いだったけれど、このプライドは僕自身を守るためのものだったんだと気づいた。

僕に振られた恋愛系の話の乗り越え方は、大学生のときに自分の中で用意した設定を元にして他の人に流すこと。

僕が用意している設定は、

  • 恋人はいたことがある。
  • 好きなバンドのライブやフェスを最優先にしすぎて、文句を言われて冷めた。
  • ライブの前後とかに男性と二人でも気にせず遊んだり飲みに行ったりして、誤解された。

みたいに、「恋人<趣味」って感じ。

幸いにも僕のバンド好きは周囲の大半が知ってることなので、うまくいっている方だと思う。

そうやってずっと躱してきたけれど、僕は気づいてしまったんだ。

恋愛の話と結婚の話はどうやら違うらしいってことに。

恋愛の話は2人の話。

結婚の話は今の家族や未来の家族の話。

だから、結婚の話の方が未来の話になるし、いろいろと大きな変化の話題にもなる。

僕は恋愛の話よりも結婚の話の方が苦手だ。

恋愛の話はどちらかというと今の話。

だから僕は趣味に生きているんだと思えばまだ耐えられていた。

でも、結婚の話はその場から逃げ出したくなるほど苦痛だ。

結婚の話についていけない僕は僕だけが幼い感じがする。

「結婚」という話題だけで一気に周りが僕よりも大人に見える。

それがなんだか苦しいんだ。

僕だけが独りぼっちで取り残されていように思える。

これからどんどん僕の周りから独身が減っていって、僕だけいつまでもひとりなんだろうなって思うと、寂しいような、悲しいような、なんともいえない虚しさがある。

「好き」がわからなくても、せめて誰かと一緒に過ごすことを楽しめたら良かったんだけどな。

僕はそもそも人と仲良くするのが得意ではない。

なんで僕はこんなやつなんだろう。

ふとしたときにそんな思いが消えなくて苦しくなる。

もし僕のこの孤独感を少しでも理解してくれる人が近くにいれば、僕も今より生きやすくなるのかな?

でも僕が「好き」が分からないことも、恋愛の話や結婚の話がめちゃくちゃ苦痛なことも、僕はだれにも話せない。

だって自分で「僕は欠陥品なんです。」って言えないよ。

僕はやっぱり僕を認めて受け入れることができないみたいだ。

コメント

タイトルとURLをコピーしました